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死ぬ前に抗う

⑤行きつけをべた褒めする

仕事を終えて店へ行く。店内の灯りも点いていないが、マスターが見えたので扉を開ける。そもそも何時に店が開いているのかを知らなかった。マスターに開店時間を聞いてまた来ます、と。

 

開店時間になったので扉を開ける。既に私のボトルが用意されていて、それも私がいつも座っている席のテーブルに。こういうのって嬉しいですよね。自分がいつも座っている席に準備されているのって。以前は遅い時間に行った際は私がいつも座っている席が埋まっていました。しかし、カウンターには空席があったのでお姉さんがやや強引に先客を動かしてくれて私はいつもの席に座ることが出来た。先客には申し訳ないので謝りましたが、それ以上に嬉しかったです。

 

別にチップをあげているわけでもないし、マスター・お姉さんと仲が良いわけではないんです。むしろ私は黙々と酒を飲んで、マスターが作る料理を食べて満足して帰るだけなんです。他の常連さんはたくさんお話をしていますが、私は喋ってもオーダーするくらい。つまり、皆にフラットな関係性なんですよね。特別扱いはしない、常連さんの好みを覚えてくれている。それだけでも嬉しいもんです。何より料理が旨いからね。

 

でも、そういう心配りが嬉しいので私は普段以上に注文して少しでもお金を落としたくなります。そんな気持ちにしてくれるって良いですよね。良い店だ。