人が食べている様子をじっくり見た
人が食べている様子をじっくり見ることってあまりないですよね。そもそも見る理由なんてあまりないと思うのですが。恋人のために一生懸命作った手料理でもてなして、美味しそうに食べる彼の様子を見る、っていうのはあると思いますが。それ以外で他人の食べる様子を目でじっくりと見ることは少ないと思うんですよ。でもね、私は今日じっくり見てしまいました。場所はマクドナルド。私の席の正面には2人掛けの対面式テーブルがある。私の正面からそのテーブルを座った人は真横に見えるのです。
私はその人が食べている様子を真横から捉えることができるのです。真横って正面よりも恥ずかしくないですか？なんていうか、ボディラインを正面からよりも横からのほうがはっきりとわかりますよね。それと同じことが食べている時も言えると思うんですよ。そうそう、これは自分を守るために言わせてもらいますけど見ることが趣味ってわけではないですし、そういう趣味嗜好があるわけでもないです。真横から食べている様子を見るのは初めてです。
広告
まず、私がマクドナルドに来た理由としては本を読むためにきたのです。ほんの一時間くらい読んだら出ようと思っていました。それで読み進めていたら中学校を卒業して4月から高校に進学するのだろう、男子がやってきました。この男子が私の正面のテーブルにやってきたのです。どうしてか「ここかあ」とらやや大きな声で発したのかはわからないですけど、私が気付いたくらいの声量でテーブルに向かって発していました。もしかしたら、これが私が食べる様子を見ることになった入口かもしれませんり気になったのですかね。それから男子は着席し、てりたまバーガーの封を開いていくのです。特に早く包み紙を開くのでお腹すいていたのかなー、って男子の腹事情を想像している自分が少し気持ち悪くなりました。一口目を食らう。ヌチャヌチャ。凄い音が出るもんだな。はっきり言って心地好い音ではない。そして、私が食べている様子を見ていることに気付いていないし、見られているとも思っていないでしょう。まだ飲み込んでいないのに二口目を食らった。食らってすぐに飲み込んだ。おそらく一口目の咀嚼したバーガーを飲み込んだのだ。こう文章化すると、人間って器用だと思いませんか。そういえば男性が洋式便所で座りながら排便と排尿を同時に行えるのって日本人しか出来ない、って話を思い出しました。日本人は器用なんですね。
広告
私はハンバーガーを食べる様子を見ていることに気付かれたくないので、本を読んでいるフリをして食べている様子を見ています。なので気付かれにくいですね。男子もハンバーガーに夢中で視野が狭くなっていました。どうして視野が狭いと思ったかというと、ハンバーガーを凝視していたんですよ。一口ずつ食らう度に包み紙を包み直したり、ハンバーガーが崩れそうになると整えたりしてハンバーガーから目を離さないんですよね。だから気付かないのではないのでしょうか。ヌチャヌチャ。ヌチャヌチャ。ハンバーガーを食べ終わりました。そして、ストローを差してジュースを飲み始めました。そういえば飲み物なしでハンバーガー食べ終えたのってすごいですね。バンズによって水分が持ってかれなかったんでしょうか。 そしてポテトを食べ始めます。物凄いスピードで食べています。そして、ポテト開始と同時に左膝が揺れ始めました。貧乏揺すりってやつですね。ポテトがスイッチ代わりなんでしょうか。揺すりのスピードと比例して男子のポテトを食べるスピードが増している。どうしてあんなに急いでいるんだろうか。というか、早食いは、身体に悪いっていわれてますけど確かに見ているとしっかり咀嚼していないから形が残った状態で飲み込んでいる風に見えます。身体に悪そう。自分の食べ方を振り返る良いきっかけになりました。ポテトは3分くらいで食べ終えたのでしょうか。そして、ドリンクを一気に飲み干して、ズゴーッッッ。飲みきった音が聞こえて立ち上がり、トレーを持って席を離れました。
広告
物凄いじっくりと見ていたことに背徳感がやや、ありました。でもこれだけ見られていることに気が付かないことって、自分自身にも見られていることがあるのではないかと思いました。ただの読書している様子ももしかしたら見られているのかもしれませんよね。そう思うと自分の行動も気を付けようと思いました。ヌチャヌチャは嫌だったなー。
マクドナルドで誕生日会やっていた。デイリーポータルの記事は読んだけど、幻だと思っていたのに本当にやっているんですね。
— ガシ (@nb1400574996) 2018年3月13日
