123456789のブログ

死ぬ前に抗う

雑ですいません

私の長所は人に話しかけられるのが多いことだ。

まあ、言い換えれば話しをかけやすい外見なのだと思う。それは自分でも思う。敵意はないし、何よりも無関心に歩いているのだ。つまりノーガードなわけだ。それは隙あらば狙われることだろう。いや、狙ってもしょうがないけど。でも私は貴重品類はズボンの前ポケットに納める癖があるので、スリの人には残念だと思う。後ろポケットに入れている輩を見ると、本当に日本で良かったなと思う。いや、現在の日本ではそんな治安も良いとは言えないのかな。それでも、海外と比べれば気を抜いているのは一目瞭然だ。日本も危ないところだと思うんだけどね。

 

そんなことはどうでもいい。昼間に環八通りを歩いていた時のことだ。田園調布方面へ歩いていた。住所だと世田谷区上野毛あたり。イヤホンで落語を聴きながら歩道橋を渡っていると、正面からハイソな雰囲気の淑女が声をかけてきた。カナダグースのダウンジャケットを着ているけど、土地勘がないっていうことは世田谷区民ではない、横浜辺りの人なのかな。とか、謎のプロファイリングをしたけどそれもどうでもいい。

 

 

 

「すいませーん」

 

 

イヤホンを外して「どうしましたか?」

 

 

「あのー、尾山台ってどちらでしょうか」

 

 

「えーと、尾山台駅ですよね?ここからだと方角としてはあちらになります(上野毛駅があそこらへんだからここらへんだろう)」と、目測で指をさす。

 

 

「あちらのほうですね」

 

 

「はい、そうです。上野毛駅の隣なのでここらへんになると思います(なんとなくの土地勘で指をさす)」

 

 

「すいません、ご丁寧にありがとうございます」

 

 

「いえいえ、雑ですいません」

 

 

 

歩道橋を降りてから本当に自分の指をさした方向に尾山台駅があるのか不安になった。

 

 

 

Googleマップで調べると、私が指をさしていた方角から東側に40度くらいの方面に尾山台駅があった。やべー。全然違うし、既に淑女は私が最初に指した方に向かって歩いていた。

 

これからはGoogleマップを開いてガイドしよう。