ハゲオヤジで遊ぶ
穏やかな満員電車に乗って帰っていた。自宅の最寄り駅の1つ前で椅子から立ち上がり、ドア付近で駅に到着するのがルーティンなのだ。そうしないと、穏やかな満員電車で人を掻き分けて降りることになる。家に帰るだけなのに余計な体力を使いたくないからだ。
1つ前の駅に到着したのでいつも通りドアの前へ行く。スマホを持ち、カバーの蓋を開けて一度ドアのガラスを見る。疲れきった私の顔だ。その横にはハゲじじい。
ハゲオヤジめちゃくちゃ俺のスマホ覗いてるんだがw
なにこのハゲオヤジw首をスマホに向けてむっちゃ見てるじゃんwwwガラスに反射してその様子を見て最初は驚いたけどなんなんだw
なんとなくスマホのカバーを閉じた。
すると、ハゲオヤジはスマホから目を外し正面を見る。なんなのwww
イタズラ心が芽生える、俺。
もう一度、スマホのカバーを開けてガラス越しにハゲオヤジを見る。
むっちゃスマホ見てるwwなにこれwww
蓋をすると、スマホから目を外して正面を見る。むっちゃおもしろいwww
もういっかいスマホの蓋を開ける。また見たwwwハゲオヤジwwww
ハゲオヤジ楽しかった。最高の週末だった。