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死ぬ前に抗う

命拾いした家族

いま半蔵門線の下り電車に乗っています。ものすごく賑やかな家族(父、母、娘(たぶん小5)、娘(たぶん2才))も同じ車両です。この家族はやべー賑やかなんですよ。この2才の娘がギャースギャース吠えると3人でフォローに入るの。それでキーマンは父。父のケアが2才の娘にとっては重要らしい。父がそっぽ向くと2才の娘が猛烈にアピールをします。すると、娘のアピールの甲斐あって、つり革を娘が握って父が抱っこしながら宙返りとかやりそうな勢いの娘を操作するのです。その様子を母と小5の娘が暖かい目で見ているのです。すると、父は2才の娘を抱っこして通路を往復し始めるではありませんか。私の目の前を10回は通過しましたよ。そうすると、2才の娘は大人しくなる。私としては目の前を何回も通過されることは気分としてはあまり良くないのです。というのもあまりにも2才の娘に夢中になりすぎて周りの視線に気付いていないのです。いや、もしかしたら気付かないフリだったのかもしれません。どちらにせよ、私はあまり気分としては落ち込み気味でした。隣のお姉さんは父に向かってものすごくメンチ切っていて恐かったです。

母が声を掛けて父の往復歩きを静止させることに期待をしたのですが、残念なことに母と小5の娘は往復歩きをしている父に夢中です。笑っています。何も面白くないですよ。眼鏡の中分けしたチェックのシャツを着たおじさんが2才の娘を抱っこして歩いているだけです。ほら、お姉さんの顔がさっきよりも進化している。お姉さんの顔を見ると私の気持ちがいくらか治まりました。そして、お姉さんが爆発するんじゃないかとヒヤヒヤしています。すると、家族は表参道で降りました。家族は無事に電車から降りることが出来ました。お姉さんは電車から降りた家族に今もなお、メンチ切っています。あの家族は命拾いしたと思うのです。