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死ぬ前に抗う

無言の圧力ってこういうことでしょ

解答の解説というものがある

大学受験や資格取得のための問題集の末尾のほうに解答と併せて書いてある文章だ。自分が出した答えと問題集に書いてある解答の正誤を判定する。解答の解説はその答えになるための説明が記されている。この説明文を読むことで、一体どうしてその答えになったのかの道筋を示してくれる何とも有り難い文章だ。これは皆さんも知っている話だけど、この解答の解説を読み解いて自分の頭の中に叩き込むことが勉強の中では重要度が高いです。私も重宝しているのだ。解答の解説についての大切さはご理解頂けたと思う。

 

 

問題集の使い方のおさらいとして

参考書を読んで頭の中を整理する。頭の中を整理したら問題集で問題を解いていく。問題を解いたら答え合わせをする。自分の答えと末尾の解答を照らし合わせる。◯と×で理解したものと理解出来ていないものを振り分ける。その中で×が付いた問題を挙げる。

 

 

解答の解説のBGM

ここでようやく解答の解説が登場するのだ。順調に◯が連続で付いていて全問正解の勢いじゃないかなーって思いながら、赤ペンを走らせる。「あ、間違えた」しかし、この問題は大したことないはずなのにどうして間違えたのかわからない。まあいいか。と、解答を進めたら1問だけ間違えていた。

 

 

登場と素通り

間違えた問題を解答の解説を見ながら改めて自分の頭に整理したい。解答の解説を開くと解説が載っていない。しかし、他の問題についての解答の解説は記されている。ここで把握した。この問題は大したことないはずだったのに間違えてしまった。しかし、私は理解していないから間違えた。他の問題のほうが難易度は高く、解答の解説は丁寧に答えにへと導いてくれている。

 

 

無言の圧力

私が間違えた問題には解答の解説が記されていない。でも私はわからない。解説が載っていないということは制作者の意図としてはこの問題の解説をする必要もないくらい、簡単な基礎的なサービス問題みたいなもの。ということを言いたいのだろう。それを私は間違えた。

 

 

私の言い分

わからないものだってある。しょうがないじゃないか。いくらなんでも冷たく突き放し過ぎじゃないか。どうしてそんなに露骨なんだ。私の間違えた問題の前後には懇切丁寧な解説が載っている。あまりにもぞんざいで傷つく。そして腹が立つ。と、悶々と考えていた。

 

 

自然の摂理

食べる。美味しい。不味い。排尿。排便。寝る。歩く。熱い。冷たい。好き。嫌い。息を吸う。息を吐く。セックスをする。愛し合う。憎む。恨む。楽しい。怒り。悲しい。喜ぶ。苦しむ。恥じる。期待する。幸せ。嬉しい。

解答の解説はこういうことを示しているんだな。

 

 

そう考えたら無性に切なくなって参考書を読み直した。これは良い動機付けだった。無言の圧力は言わずもがな、という優しさと無関心が表裏一体なのだ。