123456789のブログ

死ぬ前に抗う

歯医者なのかキャバクラなのか

2年ぶりに歯医者へ行きまして。

前回、歯医者に行った時は横から生えた親知らずを隣の奥歯と重なっていて非常に厄介な処置を施して頂き、「もう行きたくない」と思えるくらいに激痛がありました。それに加えて処置用の椅子は本皮なのか合皮なのかわかりませんが非常に通気性の無い、デザインを重視した仕様になっていましたので、私の激痛からくる汗がお尻に集中してズボンは汗染みで大変なことになるし、椅子も使い物にならないくらい汚染してしまいましたので互いにとって利益にならないこと山のごとしでした。

そんな辛い思い出から2年が経過しています。2年という期間、歯のクリーニングや検査をしないでいると自覚症状は無いですが心配にはなるものです。もう30歳を超えたので歯にも影響を及ぼす可能性がありますのでかなり気持ちとしては沈んだ状態で歯医者へ向かいました。

 

私の名前が呼ばれて処置室へ行くと、今回担当の歯科衛生士さんが待っていました。「◯◯です、宜しくお願い致します」と丁寧な挨拶をされましたがテンションは下がったままですので無愛想に挨拶を返してさっさと椅子に座って処置の待機です。待機していると歯科医の男性が入ってきて、初診なのでレントゲン撮影とクリーニングを行いますという旨の説明を受けてさっさと歯科衛生士とバトンタッチ。レントゲンを撮影して処置室に戻り再び歯科医が登場。前述の親知らずの件をレントゲンを診ただけで「大変だったでしょう……」って既に2年前の出来事なのにどうして当時の大変さがわかるのかは、さすが歯科医だなって驚きました。やっぱり専門家は凄いですね。一気に信頼を寄せてしまいました。そして、歯科衛生士へバトンタッチ。

 

歯科衛生士さんによるクリーニングです。目元にタオル?のようなものを被せてくださって、美容院でシャンプーをする時のシステムと同じものが歯医者でも浸透しているのですね。2年間という月日での変化を感じることは出来ましたが、やはり相変わらず処置用の椅子は代わり映えが無いのですね。本革なのか合皮なのかわからない椅子は変化無し。お尻の汗は拭えないものですね。汗なもんで。

 

ここから歯科衛生士さんが私の歯をクリーニングをしてくださいました。その際のやり取りの一部始終を。

 

「とても奇麗に磨かれていますね」

 

『ありがとうございます』

 

「歯ブラシはどんなものを使っているのですか」

 

『5本で100円のやつです』

 

「えー、とても奇麗に磨かれていますし十分ですよ。本日はヤニを落とすだけでその他は虫歯とかもありません。上手ですね」

 

『ありがとうございます。安心しました』

 

「歯医者に通っていない間もしっかりケアをされていたのですね。凄いですよ。本当に奇麗です」

 

こんな具合に褒められまくったんですよ。気持ち良すぎるでしょ、こんなの昇天しますよ。歯科衛生士最高かよ。そんなことで歯科衛生士さんに持ち上げられまくったので、またもや私は信頼を寄せてしまい、処置中に鼾をするほど熟睡してしまいました。なんて極端で単純なのでしょうか。

歯を奇麗にしてくださって、褒められまくって、おまけに仮眠をとることも出来ました。痛みも無く有意義な1時間でした。なので、表題の件について錯覚をおぼえるくらいここは歯医者なのかがわからないくらいです。受付のお姉さんも美人だし、よくわからないお店に迷い込んで5000円で至福の時間を過ごすことが出来ました。よくわからないお店には行ったことありませんが、きっとこういうことなんだろうと思います。