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死ぬ前に抗う

完全包囲されていてこわい

ここはローソン鎌田三丁目店。店内はパンを焼いていて出来立てを召し上がれることができる。駅前の店舗よりは余裕があり、広々としているのだ。カウンター席もあり道路側に向いたカウンター席は3人掛け、反対の店舗側に向いたカウンター席もあり3人掛けである。私は店舗側の端の席で本を読んでいたのだ。それからすぐにイケイケの男性が道路側に向いたカウンター席のちょうど私の対角線上に座った。それからすぐにご高齢の女性が私の隣にある椅子を道路側に持っていき、3席作った。おそらく3人のおばあちゃんが来るのだろう。席が足りていないから私の隣の席を取ったのだな。すると3人が揃って席に着いた。道路側はおばあちゃん3人とイケイケ男性の4人で埋まった。可哀想。

と、思ったら道路側のおばあちゃん一人が外に向けて手を振っていた。ということは追加召集の令だ。もう入りきらないのに呼ぶのか。すると、召集令状を受け取った追加ばあちゃんが店内に入ってきた。カートを引っ張りながら膝が悪そうに歩く。すると私が座っている側の残りのひとつの席を指指して「こちらよろしいですか」というかそれしか選択肢ねーだろ。私は頷いて手で指し示す。それから席に座って話が始まった。そして、わかっていはいたのだが、もう遅い。私は囲まれた。おばあちゃん包囲網だ。もちろん、追加召集されたおばあちゃんは椅子の向きを変えて道路側の3人と会話をする。耳が遠いから椅子を3人のほうに寄せて、私が抜ける道を塞いだ。まじで確信犯か。これすっげー恥ずかしいぞ。

追加召集のおばあちゃんがチラチラとこっちを、見てきた。喋りながらチラチラと私を見る「あ、ひょっとして帰る?悪い」椅子を更に3人側に寄せた。全然、意味がねーしそれで抜け出せると思うなよ。おばあちゃんなかなか横幅がアレなのに。これってもしかして、私に帰ってほしいのかな。だからチラチラと見てアピールをして親切心を逆手にとったのか。さすが追加おばあちゃん。やり手だ。そうか、それなら言うとおりにしよう。私はこの文章を入力したら店を出ますよ。おばあちゃん。膝には気を付けてくれよ。イケイケの男性はどうするんだろう……。