書評 2月11日〜2月17日
読書感想文です。
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スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
驚異のプレゼンって何だろう?プレゼン自体はすることがないけど、どういう風スティーブ氏は伝えているのかが気になったので。
アップルの元CEOスティーブ・ジョブズ氏のプレゼンテーションから人に伝える、インパクトを与える手法を把握する内容。
商品やサービスを伝える為には根本的な部分である自分自身がそれを好きであることなのだ。これって意外と出来ていない人が多かったりする。それは自分自身が好きではない仕事をやっていることで、自信を持って勧めることが出来ていない人とか。そういう人達はこのプレゼンの手法ではなく、スタンフォード大学の卒業式に出席したスティーブ氏の祝辞を聴けばいいと思う。
スクラップ・アンド・ビルド
芥川賞の作品を読みたかったので。
30歳前の就職活動中の男性と母方の祖父との介護を中心とした生活を描写している。経験者目線から言わせてもらいますが、物凄く介護のことを勉強したんだなっていう印象。制度のことではなく、介護者と要介護者の心理状態なんかはリアルさが伝わってきました。全てが該当することではないけど、この作品の中に書いてある内容は頻繁に起こり得ることだと考えていいと思います。在宅介護での身体的・精神的負担から犯罪に傾いてしまう事件も頻繁に起きているし、これから先を考えると恐ろしいです。
『走ル』 を読んだときも思ったけど、羽田氏って物凄く丁寧な文章だから良いですよね。