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死ぬ前に抗う

キュリオスを観たので感じたこと

キュリオスを観に行った。友人からチケットを貰い行ってきた。観劇とかそういうものに行く機会が全くないのでサーカスは初体験だ。観劇の類だとブルーマン以来だ。

まずは結論から言わしてもらうと、面白かったです。

何が面白かったのかを挙げると3つあります。

  1. 人間の身体能力の限界が見えない
  2. サーカスじゃない部分が突出している
  3. ライブ感

大きくこの3つを挙げます。サーカスそのものが初見だからこそ振り幅が大きいこともあるので、色々と加味して読んでください。

 

1.人間の身体能力の限界が見えない

サブタイトルのまんまです。私が知っているサーカスは空中ブランコや火の輪くぐりなど、ザ・昭和なネタばかりしか頭に思い浮かびません。それと動物を使う物が多い印象でした。今日、私はキュリオスを観たのですが道具ではない人間の肉体を駆使したパフォーマンスに釘付けになった。ひとつだけネタバレしますがお許しください。インパクトを残したパフォーマンスを紹介します。エビ反りになった人の上で倒立をするパフォーマンスです。この何が凄いってエビ反りになっている人が土台の役割をしているのですが、このエビ反りをしている人の両肩に重心をかけて倒立するのです。「えええええええ、ちょっと待ってよ。そんなに体重をかけたら土台の人はあばら骨が、横隔膜が突き刺さっちゃわないの??こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい。どうしてあんなことするの。身体を沿った状態であんな体重の掛け方したら背骨からグシャってなるよ、こわいこわいこわいこわいこわいこわいこわい」っていう私の脳内とは反対に物凄く素晴らしいパフォーマンスをするのです。全然、背骨はグシャってなることなく、それはむしろ美しい。曲線が美しいのだ。奇麗な倒立だ。サーカスは初見ではあるが、まだまだ人間は進化するんだろうなって思う場面がたくさんありました。

 

2.サーカスじゃない部分が突出している

キュリオスはサーカスなんだけど、サーカスじゃない部分が素敵なんですよね。サーカスじゃない部分って言うのが2つあって、①アートな部分、②ミュージカルな部分なんですよ。一つずつ書きますね。

①アートな部分

スチームパンクな装飾で統一させているんですよ。トレンドも抑えつつ、玄人にもウケそうなデザインなんですよね。なんかそれが絶妙だったんですよ。視覚による刺激が良かったんですよね。

②ミュージカルな部分

まさにミュージカル調のシーンは最高に盛り上がっていました。ミュージカルは観たことないけど、観客を巻き込んで楽しませる雰囲気っていうのはミュージカルっぽいですよね。音に合わせて踊る。それを観てノリノリになる。これがミュージカルじゃないの?

 

3.ライブ感

サーカスが初見の私だからこそ、伝えれることかもしれません。とにかく目の前でヒトがあんなことやこんなことをするシーンがたまらなく良いのです。何が良いって、臨場感と緊張感ですよ。演者の雰囲気が直に伝わることや観客の雄叫びが相まってライブ感が生まれるんですよね。これが現場でしか味わうことが出来ないライブ感なんですよね。これが良いんですよ。

 

色々と観たくなった

今更だけど、これからも脳味噌を刺激させることを体験したくなりました。映画でも良い。手近なことだと帰り道の大井町駅劇団四季の劇場がありました。ミュージカルを観るのもいいのかなって思いました。